海外の仮想通貨ICOの紹介-EVENTCHAINの内容とトークンの購入方法
スマートコントラクト機能型仮想通貨
最近は、スマートコントラクト機能を持つ仮想通貨が世界的に注目を集めています。 スマートコントラクト機能を活用すれば、人手に依らずブロックチェーン内に記述されたブログラムによってトークンを発行することができるようになります。 イーサリアムやその他のスマートコントラクト機能を持つプラットフォームを利用すれば、コインと引き換えにアプリケーションソフトやオーディオ・動画などのコンテンツを得るためのクーポンを自動的に配布することが可能になります。
EVENTCHAINの登場
2017年9月13日から10月14日までICOのクラウドセールでトークンが発売されているEVENTCHAINのプログラムでは、イーサリアムのスマートコントラクト機能を活用したイベントのチケットを発券するシステムを構築することを計画しています。 シンガポールに拠点を置く「EventChain International SmartTickets Pte. Ltd.」は、ブロックチェーンのシステム開発を行う会社です。 現在、ブロックチェーンの仕組みを利用してコンサートやミュージカルなどのイベントのチケットを発売するシステムを開発しています。 一般的に人気アイドルやバンドのライブ、スポーツの試合などが行われる場合には、複数のルートで前売りチケットが販売されます。 中には入手困難なプラチナチケットも存在し、ダフ屋が会場の近くで高額のチケットを販売する場合もあります。 インターネット経由でチケットが販売される場合、人気のあるイベントであればアクセスが殺到してサーバーがダウンすることもあります。 最近は、ネットオークションでプラチナチケットが高値で取引されるケースもあります。 海外では偽のチケットが流通する場合があり、詐欺の被害に遭う場合もあります。 人気のあるイベントのチケットの販売は、不正取引や詐欺の温床になりやすいという問題を抱えています。
ブロックチェーン技術を利用するメリット
ブロックチェーン技術のスマートコントラクト機能を活用することで、各種イベントのチケットを販売する際の問題を解決することができます。 ブロックチェーンの内容は公開されているので透明性が高く、不正行為や偽造チケットが流通するのを防ぐことができます。 ブロックチェーンの仕組みを活用してイベントのチケットを販売することには、別のメリットもあります。 ブロックチェーンには国境が存在しないため、世界中の人が公平な立場でチケットを購入することができます。 従来は地方都市などで開催される知名度が低いグループのライブやイベントのチケットは地元でしか販売されていなかったので、他の地域に住んでいる人は購入することが困難でした。 ブロックチェーンの仕組みを活用することで、住んでいる地域や国に関係なくグローバルにイベントの宣伝やチケットの販売が可能になります。
EVENTCHAINのクラウドセール
EVENTCHAINのプログラムではEventChain Token(EVC)と呼ばれるトークンが発行され、トークンを利用して各種のチケットが販売されます。 もしもトークンが値上がりすれば、トークンセールでEVCを購入した人は割引価格でチケットを入手することが可能です。 EVENTCHAINでは3回に分けてトークンセールが実施され、総発行枚数の65%にあたる合計54,600,000EVCが発行される予定です。 トークンセール中の販売価格ですが、1ETHあたり920または1140EVCです。 早期に購入した方が、割引価格が適用されます。 トークンセール後も3年間にわたり販売が続けられますが、販売価格は1ETHあたり800EVCとなります。 EVCはERC-20トークンとして発行されるので、MyEtherWalletを用意しておく必要があります。 トークンの購入方法ですが、公式サイトで指定されたコインアドレス宛てにイーサを送信します。
